1月1日〜展示を行う東向島の
「紙工房 堂地堂・チクタク工房」さんから歩いて浅草へ抜けた時、桜橋のそばで見つけた美味しそうなたたずまいのお店。なんだか由緒正しそうなシンプルな外観。のれんには「桜もち」しか書いてない。
桜もち・・・あんこ・・・食べたい・・・・思い切って店内に入ると、ケースには包装紙で包んだ梱包見本が並んでいるだけ。
店員さんに「何個さしあげましょ?」と聞かれても、梱包の中は全部桜もちって事なのか?桜もち1本勝負?どんな桜もちなんだ?
・・「桜もち?」と小さな声で聞いてみる。
「当たり前ではないか!ウチは桜もち屋だ!」・・・とは言われなかった。
「はい、桜もちです」
「じゃ・じゃあ6個下さい・・」
定員さんは何やら、奥に行き、トランシーバーの様なものでどこかに向かって「6個お願いします〜」と言っている。
しばし後、ケースの梱包見本に似た小さな包みがどこからかやってきた。
結局一瞬も桜もちを見る事なく、6個入りの梱包済み桜もちを抱えて店を後にしたのである。
続く・・・・みたいな展開になってしまいましたが、
家に帰って開けてびっくり。葉が3枚。
桜もちはどこ?あんこは?
いたいた!
葉が3枚もあると多すぎなので、1枚だけにして頂く。ん、美味しい。
特にこの桜の葉が美味しい。塩加減がなんともいえない・・
止まらず、むしゃむしゃと2枚の葉っぱも食べてしまいました。
もらってきたガイドマップを見ていたら、290年の歴史をもつ老舗「長命寺桜もち」というお店で、明治の俳人正岡子規にも愛された・・と書いてある。
桜葉は食べずにその香りを楽しむのが通。(ガイドマップより)